恋のトライアングル
私はよく浮気をする。本命の彼とは年単位で長く付き合うがその裏では何の悪気もない顔で浮気をしている。
だけど、浮気が楽しいわけではない。彼だけでは埋められない寂しい心の穴を浮気相手で補っているだけ。
寂しい女ってとこだ。
そんな私は浮気をよくするくせに注意が浅く、浮気をしたぶんだけ浮気が見つかる。
私が高校からの付き合いだった彼氏と、その頃当たり前のように彼の家に泊まって朝まで爆睡してた。
そんな付き合いに飽きていた私に浮気相手が現れていい関係になった。
浮気相手は私が長い付き合いの彼氏がいる事を知っていた。
私はためらいながらも彼氏と別れようか考えている時期だった。
ある休日の昼下がり、いつものようにゴロゴロ一緒に過ごしていると彼が
鞄を見に行きたいと行ってきた。私は、面倒だから今度にしようと言ったら、めずらしく彼は
どうしてもみたいからついて来てほしいと丁寧だった。
私も気分がよくなって仕方ないなぁーとイヤイヤながら半分首かしげに同意して家を出た。
車を駐車場に止めてバッティングセンターへ行った。
私は彼が打つのを見ていた。その時メールが入ってきた。
バイブにしていたのでトイレに行って内容を確認した。
浮気相手からだった。何してる? 私は、別に何も。と返信した。
何もなかったかのようにトイレを出た。彼が私を待っていた。いつものようににっこり微笑んで私たちは
バッティングセンターを後にした。
そろそろ鞄を見に行くことになってショッピングビルの間を手をつないで歩いた。
ふと、右斜め前方に目をやる。ビルの外にある太い柱に浮気相手がこっちをみて立っていた。
私はこれはヤバイと思った。だから何知らぬ顔でまっすぐに歩いていこうと瞬時に計画した。
でもそれは計画倒れに終わった。彼は私の手を引っ張ってぐんぐん浮気相手に近づいて行くではないか。
焦った私はつまづいてアスファルトで膝をすりむく所だった。
いつの間にか私、彼、浮気相手の三角形で立っていた。
こ、これは一体なに・・・。申し訳ないというより状況が不自然すぎて顔がニヤついてしまった。
だって、もうどうしようもない。
なぜこんな事になっているのか聞いた。そしたら彼が私の日記を勝手に見たと言った。そこから全ては始まっていた。
私が彼の家に泊まってゴロゴロ寝ている間に彼は私の日記を覗き見していたのだ。
それから浮気相手に連絡をとって、彼の友達と2人で浮気男とその連れたちでバトルをしたらしい。
浮気相手にはもう別れるような事を私は匂わせていたから、私が彼と会っていないと信じていた。
そして決着をつけるべく今回の事を男同士で決めたらしかった。
これはもうどうにもならないな。と思った私は彼に貰った指輪をその場で返し、別れると言った。
浮気相手はもう私を信用できない、と言った。だからこれで私がどちらとも付き合わない状態になった。
3人は解散したけれど彼氏は私を家まで送ると言った。彼は私に戻ってきてほしいと言ってきたけれど
私は無理だと思った。それからすぐに浮気相手に会いに行った。こんな事になってしまってゴメンねと謝り、
私が好きなのは勝手だからいいでしょ。と伝えた。
それから何度か浮気相手とデートしたけど、所詮は浮気相手。つまらない男だった。
毎日パチンコをして、何が面白いのか。この男はダメだと見切った。だから浮気男には手紙でお別れをしようと思った。
話すパワーもなかった。最後のデートの時に手紙を渡したら浮気男は受け取りたくないと言った。
お別れの手紙だと悟ったんだろう。違うから、と嘘をついて浮気男に渡した。
浮気男とはそれで終わった。彼氏はというと、彼がソロソロ私を諦めようかと考え始めたころ、私は彼とあった。
そして、戻ってもいいと思ってると伝えた。
結局私たちは元のサヤに戻った訳だ。 本当に人騒がせな出来事だった。
私が浮気をしていたのに許すなんて愛が深いという意味ではない。
それは彼が浮気をしていた証拠。ただそれだけ。それがこの出来事でよくわかった。
彼は自分の失態を私に気付いて欲しかったのだろう。罪悪感を取り除くために。
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