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浮気の愛情

私の得意分野。それは浮気。

それは寂しくなったとき。

彼が私をおろそかにしたら、かるーい時間潰しのつもりで男を探してみる。

その手の男は案外すぐに見つかる。お決まりの条件は私に夢中になる男。

浮気男は時間を私の為だけにたっぷり使ってくれる。

いわば、都合のいい男か。

私が販売員をしていた時、仕事に忙しくて彼の事を考える余裕がなかった。

そんな時浮気男が現れて、毎日仕事終りに車で迎えに来てくれるようになった。

マメな男だった。朝も早起きして迎えに来てくれて職場まで送ってくれた。

ほぼ毎日会って、夜は外食して、の毎日。私の疲れた体を癒す男だった。

そんな関係が半年くらい続いた。男は私に彼氏がいる事は知らなかった。

特にタイプというわけではなく、だんだんうっとおしくなってきた頃チョットストーカーっぽくなってきた。

勘違いか・・・と思っていた矢先、従業員出口の前で座り込んで私を待っているのが見えた。

見て見ぬふりをして駅に向かったけれど、地下鉄の入口に入った瞬間に肩をつかんで止められた。

やっぱりか。と私は諦めて振り向く。仕方なく車に乗ったけれど、いつものお決まりコースの時を過ごす

気分なんてなかった。だから、今日は家に帰りたいといった。

素直に家に向かってくれたけれど、こんな待ち伏せなんてされると冷めていた気持ちが更に氷のようになる。

彼は私に本気だったけど、私は彼の事スキだけだった。浮気から愛情に変わることはなかった。

もう、こんなこと続けてても意味ない。それに関係が少しづつ変化しているのがわかった。

そろそろ終わりにしなければ。私の頭に別れの気持ちが大きくなっていた。

だから彼が私を自宅へ送ってくれているその時に、車を走らせる彼の横で私は言った。

もう、別れた方がいいかもしれない、と。

彼は急に車を路肩に止めた。チョット怖いと思ったけど、もう後には引けない。

彼は私に何故そんな事をいうのかと聞いてきた。彼は錯乱して頭をわーっと掻きだした。

これは本当にやばい。相当怖いと思った。私はこの距離なら歩けると思って、外にでて逃げようと思ったけど

ドアに手をかけた瞬間にロックされた。この場をなんとかしないと、と思った私はすぐに

じゃあ別れるの止める。と嘘をついた。

もう私の心は決まっていた。それにこんな怖い思いをしたんだからもう会えない。

自宅まで送って貰って私はそそくさと家に入った。

それから彼は1か月の間私にメールを送り続けてきたけど私は一度も返さなかった。

私が最後に送ったメールはやっぱりもう無理って事だけ。

そこだけはハッキリさせておきたかったから。彼はなかなかの変態趣味で私が寝ている間に裸にして勝手にポラロイドで写真を撮っていた。

最後にその写真を取り返せなかったのが心残り。

あと、最後の方で知った彼は以前仲良くなった女に宝石を買わされてアコムで130万円くらいの借金をしていた。

私にもう婚約指輪は買ってあるって前にいったけど、彼の部屋にあった請求書は何かと問い詰めたらそんなところだった。

そんな婚約指輪いらない。と正直思った。

だって結婚しても婚約指輪の借金付きなんて笑える。

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