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愛が欲しい

私が今まで付き合ってきた男たちとは正面から向き合ってきた。

恋愛という事をおろそかにせずに真剣にケンカしたしお互いの為に努力をした。

けれど最近の私の恋愛事情は違う。

付き合う男が変わったから付き合い方が変わってしまった。

彼と初めて会ったとき、私はフリーだった。正真正銘のフリーで彼氏募集中の状態。

そういう時期ってなかなかいい人に巡り合う事が出来なくて仕事に必死だったり。

私はその頃、私の理想の男はどんなタイプだろうとよく考えていた。

年収とか見た目とか細かく書き出してたけど、まさか本当にそんな人が目の前に現れるなんて思ってもなかったから。

彼が現れた時はピーンときて、何も考えず彼に私のタイプです、と会った瞬間に思わず口から出ていた。

それから順調に事は運んで付き合う事になった。

彼は商売人。自営業だった。

仕事柄、自営業とか大手社長ばかり相手にしていたこともあって慣れているつもりだったけど

付き合うとなると私の予想をはるかにこえた出来事ばかりが起きた。

商売人は口が達者。女の中でも口が達者な私に勝るとも劣らないビッグマウス。

彼は特に世間体を気にした。私といる時は常にお金の話。

最優先にするのはビジネス。

私は根っからの恋愛体質で人生が楽しいと思える時は大好きな人と過ごしている瞬間だった。

でも、付き合いが長くなるにつれ彼は私と会うよりビジネスに時間を費やした。

彼は今を見ず、10年20年後の自分をいつも見ていた。

私は思った。そんな先の事を考える事が出来る彼は素晴らしい。

だけど、今を見ずに未来に幸せなんてあるのか。

彼は私と会っても、私に行きたいところを聞くことはなかった。

自分が行きたいところに私を連れて行く。私がスキ、キライなんて全く関係ない。

結局は自分のことしか考えていないんだなと思った。

私は妻でもなければ生活を面倒見てもらってるわけではない。

いくら彼がリッチマンでも、そのお金は私には関係ない。

私は私の生活がある。ずっとそう思っていた。

なのになぜ私が彼に全てを合わせて我慢しなければならないのだろう。

彼は私にいつも支えてほしいといった。じゃあ私の事は誰が支えてくれるの?

何度もそう思った。

愛が欲しいって思った。

彼に失望と苛立ちの気持ちを持ったままだったけれど、それでも彼の事を好きだった私がいた。

彼に別れを告げようか考えていた時、彼もまた私との別れを考えていた。

私たちの深い谷間のような溝はなかなか埋まらない。でも、お互いが好きな気持ちはまだ捨てきれなかった。

私は寂しかった。

もし、会っても一緒に過ごす時間は限られていたしお決まりパターンのようなデートの後のFUCKは

余計に私に寂しさと虚しさを与えた。

それから私は深夜徘徊のように、冷蔵庫を何度も開けるようになった。

毎晩それが続いた。だれも見ていない所で食べ続ける。

気がついたら摂食障害という心の寂しさが生み出した行動だった。

今まではちゃんと向き合ってきた恋愛。でも、彼は恋愛に目を背け私と向き合う事を拒んだ。

こんな事ならいっそ一人の方がいいのかもしれない。

私がいくら彼を全身全霊で愛しても彼が向きあわないことでこんなにも心が通わない事ってあるんだなと実感した。

愛が欲しい、愛が欲しい。

もしかして、私が浮気している浮気相手も愛が欲しくて私と浮気してるのかも。

きっと同志なんだ。

愛に飢えている同志。なんとも切ない仲間だって思った。でもそれに救われているのも事実。

私には情が深く、大人で心の広い男があっているみたいだ。

リッチもいいけど愛がリッチな人がいたら私はずっとそばにいてあげるのに。

とにかく今は愛が欲しい。

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